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おきらくごくらく。


by hiro-pg

体操服のミニ剣士

午後、幼稚園の剣道参観があった。

ykの幼稚園では、年中になると週に一時間剣道を習う。
今日は年に一度の参観日だ。

指導してくださるのは園長先生。
子どもたちからするとおじいちゃんに見える年齢だろうか。
いつもはやさしい園長先生も、剣道のときは袴に防具をつけ、
真剣そのもの。
子どもたちにも普段と違う緊張感がある。
ない子もいるけど。

部屋に子どもたちがそろう中、母親たちが静かに後ろに座る。
ykを探すが、いない。あれ?
と思ったら、後から竹刀を片手に、たたたっとど真ん中を走りぬける子ども。
ykである。トイレに行っていたらしい。所作が遅いのはいつものことだ。
列の端っこに、何事もなかったかのように立つyk。
前後二列に並び、体操服に子ども用の竹刀を左手に持つ。

まずは正座、黙想。急に静かになる。
その後、お当番さんの掛け声に合わせて、礼。
道場に礼、先生に礼、お友達に礼。
次に、声出し。「えい、やあ、とう」
立って竹刀を構える。
摺り足の練習、素振り。
そんきょの姿勢。
打ち込み(面うち)の練習。
みんな、なかなかさまになっている。
ykも意外とうまい(親ばか?)。

並びなおして、走りこんでの打ち込み。
ここで、もう一人先生が登場。
年長になると、近くの道場から先生が指導しに来てくれる。
先週くらいから、少しずつ指導してもらっているらしい。
二列に並んで打ち込み始め。
数メートル先で先生が構える竹刀に向かって
走っていって面を打ち、そのまま走り抜ける。
「やーーーーーっ、面!!」
ykは列の一番前。
「一番手」が苦手なykは、蚊の鳴くような声で
「やーーーー、めん。」
二回目も同じ。まあ、並ぶ順番が悪かったんだね。

ykほどではないものの、全体に声は小さかったらしい。
先生に全員喝を入れられて、指導は終了。

最後に再び黙想、礼。
子ども全員で道場の雑巾がけ。
往復するが、意外と距離があるので、
往路の勢いは復路まで持たない。
転がるように雑巾がけを終え、竹刀を持って退場。

30人もいると個性もいろいろで興味深い。
自分の背ほどもある竹刀に振り回されながらも
小さいながらに真剣に取り組む姿はほほえましい。
取り組んでいない子もいるけど。

年中はすでに年長から防具を引き継いでいる。
母親たちは、春までに防具袋と袴袋を作らなくてはならない。
cakのを使いまわそうかと思ったら、cakにダメ出しされた。
やっぱり作り直さないとダメかあ。
by hiro-pg | 2006-02-22 18:18 | 幼稚園